電動工具

電動工具に関する注意事項

火災、感電、けがなどの事故を未然に防ぐために、注意事項を必ず守ってください。

電動工具の取扱説明書をよく読み、正しい使用方法を理解してください

令和7(2025)年4月23日 独立行政法人国民生活センターからの要望を受け、改めてユーザーの皆さまにおきまして正しい使用方法のご理解をお願いいたします。

  1. 取扱説明書をよく読み、電動工具の正しい使用方法と使用に伴う危険性について理解してください。
    電動工具は、のこぎりやドライバー等の手動の工具に比べ、効率的に素早く材料を加工できる便利なものですが、鋸刃や砥石等の先端工具が高速で動作し、先端工具が人体に触れると重篤なけがの原因になります。使用する前に電動工具の取扱説明書をよく読み、電動工具の正しい使用方法と使用に伴う危険性について理解したうえで、使用してください。
  2. 適切な保護具を必ず着用してください。
    安全の第一歩は、服装からです。電動工具を使用する際は、袖締まりのよい長袖、長ズボンを着用した上で、切りくず、破片等の飛来物から使用者の目を保護するため、保護めがね(安全めがね)を必ず装着してください。鋸刃や砥石等が回転する、丸のこ、ディスクグラインダ等を使用する際は手の巻き込みを防ぐため、基本的に手袋は装着せず、素手で作業を行ってください。作業内容に応じて手袋を装着した方がよい場合もありますが、軍手は装着しないでください。また、チェーンソー等を使用する、振動や騒音の大きい作業時は、防振手袋、耳覆い(イヤーマフ・耳栓)のほか、ヘルメット、フェイスシールド、保護めがね、安全靴(チェーンソーシューズ)、下半身防護衣を着用してください。
  3. 動作中の先端工具周辺は非常に危険です。絶対に手を近付けないでください。
    加工する材料等を手で支えようと動作中の先端工具周辺に手を近付けることは非常に危険です。絶対に手を近付けないようにしてください。材料を締め具等で固定(クランプ)することで、手で材料を保持するより安全に電動工具を使用できるため、積極的に使用してください。
  4. キックバックを避けるため、加工する材料は適切に固定してください。
    万が一キックバックが発生した際に電動工具が跳ね返る方向に立たないようにし、反動に耐えられるよう、本体をしっかり保持してください。
    キックバックにより突然跳ね上がった電動工具に接触し、重篤な事故が発生しています。電動工具の使用方法を誤ったり、材料の固定方法を誤ったりすると、キックバックが発生します。キックバックを避けるため、加工する材料は適切に固定するとともに、万が一キックバックが発生した際に電動工具が跳ね返る方向に立たないようにし、また、反動に耐えられるよう、本体をしっかり保持してください。
  5. 使用の前に、先端工具に異常がないか点検するとともに、先端工具の取替え後や使用の前には試運転を行ってください。
    ひび割れや欠け等がある先端工具や、最高使用周速度を超えた先端工具を使用すると、動作中に突然割れ、破片が高速で弾き出されることがあります。使用の前に、取扱説明書に記載されている使用可能な先端工具かどうか確認して下さい。また、先端工具に異常がないか点検するとともに、先端工具の取替え後や使用の前には試運転を行ってください。

アスベスト(石綿)に関する注意事項

アスベスト(石綿)周辺の環境下(除去作業含む)で使用しないでください

アスベストは、人体に肺がん等の重大な健康被害を発症させる物質ですので、十分注意してください。

アスベスト(石綿)周辺環境下で使用した電動工具の修理について

アスベスト(石綿)周辺の環境下(除去作業含む)で使用した電動工具の保守・点検・修理は、受付できません。

取扱説明書は必ずお読みください

電動工具をお買い求めになった際には、必ず付属の取扱説明書をよくお読みの上、正しく安全にご使用ください。

使用済みのバッテリパックは、「リサイクルボックス」へ

電動工具のバッテリパックには指定再資源化製品であるリチウムイオン電池やニカド電池などの密閉形蓄電池を使用されています。そのため、電動工具は資源有効利用促進法に基づき資源有効利用促進製品に指定され、密閉形蓄電池については再生資源または再生部品の利用を促進することが義務付けられています。
JEMA会員の電動工具メーカは、これら法律に基づき、一般社団法人JBRCが推進する小型充電式電池の回収・リサイクルスシステムに参画(会員登録)して、適切な処理・リサイクルを推進しています。

「非純正バッテリパック」使用に関するご注意

非純正バッテリパックを使用した場合、電動工具の本来の性能を充分に発揮できない可能性があるだけでなく、非純正バッテリパックの使用が原因となり電動工具本体が故障することもあります。このような場合の製品の性能・品質等の不良や故障はメーカ保証の対象外となります。
また、非純正バッテリパックを充電する場合、充電器が純正品であったとしても充電中にバッテリパックが発熱したり、発火する恐れがあります。異常がみられた場合には、販売事業者又は製造業者にご相談ください。

バッテリパックに関する各社からのお知らせ

京セラインダストリアルツールズ株式会社

充電式工具用の電池パックに関するお知らせ

工機ホールディングス株式会社

HiKOKIコードレス工具用蓄電池に関する重要なお知らせ

日本ヒルティ株式会社

ヒルティ製充電式工具用電池に関する重要なお知らせ

パナソニック株式会社

Panasonic製充電式工具用充電池に関する重要なお知らせ

ボッシュ株式会社

ボッシュ製コードレス工具用バッテリーに関する重要なお知らせ

株式会社マキタ

マキタ製充電式工具用電池パックに関する重要なお知らせ

株式会社やまびこ

バッテリーツール用バッテリーに関する重要なお知らせ

経済産業省および独立行政法人製品評価技術基盤機構(nite)のホームページでは、非純正バッテリを使用する際の注意喚起を行っています。

「周波数補正振動加速度実効値の3軸合成値」による振動障害予防対策について

ページトップへ