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空気清浄機

家庭用空気清浄機の微小粒子状物質(PM2.5)に対する除去性能試験方法及び算出方法について

1.制定の趣旨

昨今PM2.5による大気汚染が注目され、家庭内でのPM2.5対策として空気清浄機が大きく期待される様になりました。
しかしながら、家庭用空気清浄機のPM2.5に対応した試験方法は定められておりませんでした。

そのため、 2013 年(平成25 年)5 月に日本電機工業会では、会員各社の評価/訴求の適正化を図ることを目的に業界統一の自主基準『家庭用空気清浄機の微小粒子状物質(PM2.5)に対する除去性能試験方法及び算出方法』を制定しました。

その後、2015 年(平成27 年)3 月に家庭用空気清浄機の性能測定方法等を規定するJEM1467(日本電機工業会規格)に本性能評価試験方法を包含する形で発行致しました。

「家庭用空気清浄機の微小粒子状物質(PM2.5)に対する除去性能試験方法及び算出方法について」: 137KB

2.概要

2.1 試験方法の対象

本性能評価試験方法は家庭用空気清浄機を対象とします。
(本性能評価試験方法を空気清浄機以外のその他の品目にも準用する事は妨げません。)

2.2 除去対象物

除去対象物となる微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に漂う粒子径2.5μm(1μm=0.001mm)以下の小さな粒子の事であります。 これまで空気清浄機に対する集じん性能は、たばこの煙を指標とし試験されてきました。 そのたばこの煙の粒子径には、0.1~2.5μmの粒子が含まれている事が、各社の測定データで確認されたため、 試験の簡便性、入手性なども考慮し、本試験においても粉じん源として使用する事としました。

2.3 試験条件

試験条件は、日本電機工業会規格 JEM1467 家庭用空気清浄機に定める集じん性能試験の、 附属書C.1試験条件(試験室は20~32m3)と同じであります。

2.4 判定方法

前記の試験室で測定した結果(自然減衰の濃度に対して99%除去する時間)を、 32m3(約8畳)で除去出来る時間へ換算し、その結果が90分以内と決められております。