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制御盤内の電線接続方式 ~端子・締付具の課題と対応~

 近年、国内製造業各社の生産現場では、市場環境の変化に合わせて生産設備の高機能化が求められており、それに呼応する形で制御盤に搭載される制御機器などのFA機器も増加し、膨大な配線で作業が複雑化している。制御盤組立工程の中で、電線接続作業(加工・配線)は作業量の半分以上を占めており、生産性の向上のため、電線接続作業を効率化することが求められている。一方で、電線接続方式には多くの種類があり、新しい種類の電線接続方式を具備した制御盤内機器も国内で販売されている。
 このように電線接続方式が多様化してきている背景から、制御盤の製造・保守・据付に関わる者が正しい電線接続の知識を得ることが必要であるため、電線接続2030JWGでは、啓発資料「制御盤内の電線接続方式 ~端子・締付具の課題と対応~」 を発行した。
 啓発資料では、制御盤製造業者が安心、安全に電線接続作業を実施できるようにするため、従来のねじ式の締付具に加えて、国内の盤メーカにとっては馴染みが少ない接続方式も整理しながら、制御盤のライフサイクルを踏まえた、電線接続における課題及び現状の対応策についてまとめている。
 端子、端子台 [日本電気制御機器工業会(NECA)所管]、機器、制御盤 [JEMA、日本配電制御システム工業会(JSIA)]の関係者共同で検討するのは、初めてのことであり、従来はまとまった資料が存在しなかった。今回、横断的に関係者が合意し、盤製造業者の生産性に資する啓発資料を発行しており、電線接続に関わるユーザ、製造業者の皆様にご活用いただきたい。


図1:啓発資料で扱う電線接続方式の例



図2:啓発資料作成の背景及び目的



図3:制御盤のライフサイクルを踏まえた、電線接続における課題

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