本ガイダンス(Ver1.0)は、電機産業の各企業が「TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言」のフレームワークを踏まえ、「気候変動対応に関連する非財務(財務にも影響を与える)情報等を開示し、さらにステークホルダーとのコミュニケーションを図っていくこと」に対して、業界内でもその第一歩を踏み出す企業を増やしていくことを視野に作成しました。
業種の特徴としては、各企業の事業ポートフォリオも多様で、サプライヤーや顧客との関係も多岐にわたることから、気候変動のような社会課題に対する自社活動の影響度、何を「リスク」や「機会」と考えるのか?などの特定と必要十分な対応を見極めていくことに難しさがあるものと考えます。そのため本ガイダンスでは、実際に、TCFD提言を考慮の上で情報開示を推進されているJEMA会員企業の中から、注目される取組み事例を、第4章で紹介・説明しています。これら企業も、TCFD提言の内容を解釈し、さらに自社の実情などを踏まえつつ、工夫を凝らした情報開示を進めています。現在、対応を検討中もしくはこれから検討される企業においても、こうした事例が参考になるものと考えます。
