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風力発電システム

風力発電システムの国際標準化の概要

風力発電技術の分野における標準化活動は、1988年に国際電気標準会議(IEC : International Electrotechnical Commission)のなかに風力発電技術の標準化を審議する技術委員会となるIEC/TC88 (Wind energy generation systems)を設置して標準化を進めている。

TC88が設置されてから現在までの約30年の間に風車の安全性に関わる設計要件や、騒音・性能などの計測方法、通信プロトコルの標準化などに関わる種々のIEC規格が発行されている。これらのIEC規格は、技術開発の進展や利用上の不都合が明らかになれば改訂作業が適宜行われている。なお、IEC規格の一部は国内で利用するために既に日本語化され、日本産業規格(JIS)として発行されているものもある。

TC88は、全体会議及び分野ごとの作業会で組織している。全体会議は、約1年に1回の頻度で開催されており、直近では、2015年にオーストリア、2016年に韓国、2017年に米国、2018年に英国、2019年5月に南アフリカで開催した。2020年は3月にインドで開催予定であったが、新型コロナウィルス感染症の影響でWEB開催に変更された。2021年は新型コロナウィルス感染症の状況にもよるが秋に米国で開催予定である。