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低圧モータの海外高効率化動向  (2021年7月21日改訂)

2021.07.27

今般、2021年7月21日に、第13回目の改訂を致しましたので、ご活用願います。
なお、本表に記載のない国・地域についても規制が実施されている所もあります。 記載に当たっては、確度の高い情報に基づき行っておりますが、海外での規制で流動性もあることから、全ての内容を当会が保証するものではありません。

  • 【今回の変更点】2/5ページの中国について修正。
  •  ① CEL 007:2021ラベリング実施規則が公開されたため、「CEL 007: 2016」を「CEL 007: 2021」に修正。
  •  ② CEL 038:2020の【エレベータ用永久磁石同期モータ・インバータ駆動永久磁石同期モータ】、外被構造に
       「全閉外扇形」と記載されていたが、「指定なし」に修正。
       ※誘導起動三相永久磁石同期モータについては変更なし(全閉外扇形)。
  •  ③ CEL 038:2020:効率クラスおよびその他(例)欄に「定格回転数」の表現を「定格回転速度」に修正。
  •  ④ 欄外に「**ラベリングの対象範囲は、CEL 007:2021にて出力0.75kW以上~375kW以下(三相誘導電動機)
       に限定されており、それ以外の出力0.75kW未満および出力375kW超のモータにつきましてはラベリングの
       対象外となります。」を追加。

【GB規格とCEL実施規則の概要】
CEL 007:2021ラベリング実施規則が公開され、新高効率規格(GB18613:2020)とCEL 007ラベリングの範囲が異なる事が判明している。
ラベリングの対象が三相誘導電動機に限定されており、0.75kW未満の小容量モータは、ラベリングの対象外である。
・GB18613:2020の出力範囲:120W以上~1000kW以下 ※対象モータにより異なる。
 GBでは効率規制をこの基準で規定。
・CEL 007:2021の出力範囲:0.75kW以上~375kW以下
 CELはラベリングの実施規則でこれは製品などへの表示義務をこの基準で規定。
・以下のモータはラベリングの対象外となる。
 コンデンサ始動型単相誘導モータ(120W~3700W・電圧690V以下)
 コンデンサ駆動型単相誘導モータ(120W~2200W・電圧690V以下)
 コンデンサ始動コンデンサ駆動型単相誘導モータ(250W~3700W・電圧690V以下)
 空調機ファン用コンデンサ運転モータ(10W~1100W・電圧690V以下)
 空調機ファン用ブラシレスDCモータ(10W~1100W・電圧690V以下)

【エネルギー効率ラベルの適用の延期】
国家发展改革委 市场监管总局关于印发中小型三相异步电动机、电力变压器、通风机、平板电视、机顶盒五类产品能源效率标识实施规则(修订版)的通知 发改环资规〔2021〕679号
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/ghxwj/202105/t20210522_1280548.html
【概要】
・「中小型三相非同期電動機のエネルギー効率ラベリングの実施規則」(改訂)は、2021年6月1日より施行され、
 2021年6月1日より前に出荷された製品、または8月1日より前に輸入された製品は、改訂された実施規則に従っ
 て、エネルギー効率ラベルの適用を、2022年6月1日まで延期することができる。
・国家発展改革委員会、旧国家品質検査総局、国家認定監督委員会発表の2016年第14号「中小規模の三相誘導電
 動機のエネルギー効率ラベリングの実施規則」は、同時に廃止される。


【過去の改訂履歴】
13)2020年10月28日に、第12回目の改訂を致しました。

 ①タイトルを「低圧モータの海外高効率化動向」に変更(PMモータ、単相モータを含むため)。
 ②EUの記載内容を更新。
 ③豪州、ニュージーランドの記載内容を更新(一部訂正)。
 ④中国の記載内容を更新。
 ⑤韓国の記載内容を更新。
 ⑥インドの記載内容を更新。
 ⑦シンガポールの記載内容を更新。

12)2018年8月3日に、第11回目の改訂を致しました。

 ①機械に組み込まれて一体化され分離できないモータ(モータ単体試験不可)の表現を統一。
 ②中国の規制対象外No.8電磁ブレーキ内蔵型の表現を更新。
 ③ロシア・ベラルーシ・カザフスタンをユーラシア経済連合:EAEUに更新。
 ④メキシコの規制開始時期を更新。
 ⑤インドの規制開始時期等を更新。

11)2018年6月29日に、第10回目の改訂を致しました。

 ①中国:GB25958-2010の内容を削除。
 ②サウジアラビア:記載内容を更新。
 ③インドを追加。
 ④シンガポールを追加。

10)2016年8月23日に、第9回目の改訂を致しました。

 ①台湾:2016年7月1日以降の内容に一本化。
 ②ブラジル:適用規格“NBR17098-1-2008 ”を“ABNT NBR 17094-1”に修正。
 ③ベトナム:記載内容を更新。

9)2015年7月31日に、第8回目の改訂を致しました。

 ①サウジアラビアを追加。
 ②台湾の規制情報の適用範囲:"モータ単体及びポンプ、圧縮機、ファンの特定設備に組み込まれたモータ"を
  "モータ単体及び特定設備(ポンプ、圧縮機及びファン)に組み込まれたモータ"に修正。
  特定設備は3機種(ポンプ、圧縮機及びファン)に限定されているため。

8)2015年5月26日に、第7回目の改訂を致しました。

 ①EUの規制情報で、規格を「IEC60034-30-1 (2014)」に修正。
 ②台湾の規制情報を追加。
 ③韓国の規制情報で「適用開始時期の変更、適用範囲拡大等」を反映。

7)2014年10月22日に、第6回目の改訂を致しました。

 ①米国規制中「キャンドモータ」を「イマーシブルモータ(Immersible electric motors)」と変更。
 ②米国規制中「インバータ専用モータ」を「インバータ駆動専用モータ」に統一。
 ③脚注の記載を修正。

6)2014年9月2日に、米国、EU、ロシア・ベラルーシ・カザフスタン、ベトナム及びメキシコ向けを中心に第5回目の改訂を致しました。

5)2013年7月8日に、韓国向けを中心に第4回目の改訂を致しました。

4)2012年9月24日に、中国向けを中心に第3回目の改訂をするとともに「中国のモータエネルギー消費効率規制について」を掲載致しました。

3)2012年8月27日に、中国向けを中心に第2回目改訂を致しました。

2)2011年9月22日に、米国向けを中心に第1回目改訂を致しました。

1)2010年7月に、間接輸出時における運用等に関連して、海外での低圧三相モータの高効率化動向に関して、特に韓国向けの問合せが多くなっていたため、低圧三相インダクションモータの海外高効率化動向について一般的な比較内容をご紹介することを目的に本資料を作成しました。

2021.07.21
低圧モータの海外高効率化動向 (2021年7月21日改訂)PDF342KB
            附表1:特殊仕様モータのエネルギー政策法対象範囲(米国)PDF82KB
            附表2:特殊仕様モータの対象範囲(韓国)PDF105KB
            附表一:効率レベルIE2(台湾)PDF145KB
            附表二:効率レベルIE3(台湾)PDF152KB

2012.09.24
中国のモータエネルギー消費効率規制についてPDF147KB

なお、当会に複数お寄せいただいたお問い合わせに関しまして、以下にとりまとめましたのでご参照ください。

2010.12.27
低圧三相インダクションモータの海外高効率化動向に関するご質問とご回答PDF142KB

【お問合せ先】
技術戦略推進部 重電・産業技術課
TEL: 03-3556-5884
FAX: 03-3556-5890
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