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オーブンレンジ・電子レンジ

電子レンジの仕組み

電子レンジ誕生のきっかけ

電波によって、物を加熱する方法を開発したのは、昭和20年にアメリカのレイセオン社のスペンサー博士で、レーダーの実験中に自分のポケットに入れていたチョコレートが電波(レーダー用の極超短波)で、瞬間的に溶けた現象を捉えて、研究開発されたものです。また我が国に電子レンジ技術が導入されたのは、昭和36年のことで、当初は業務用として開発され、後に一般家庭用商品として徐々に普及しました。

電波が熱源

電子レンジのエネルギー源は電波。テレビ(VHF・UHF)をはじめ、ラジオ・ステレオ、神経痛やリュウマチの治療に用いる高周波治療器なども、同じ電波を利用した身近な例です。
これらの電波はテレビに入れば映像になり、ラジオやステレオに入れば音声に、電子レンジでは食品に吸収されて熱に変わります。

見えない電波による振動が熱を生み出す

電子レンジの電波は、マグネトロンの先端のアンテナから放出されます。

この電波の周波数2,450メガヘルツ(MHz)。1秒間に24億5千万回も振動(プラス、マイナスの極が交替)する性質があります。電波は食品に含まれている水の分子など振動させて食品全体をあたためます。

こうして電波のエネルギーは効率よく熱エネルギーにかわります。


※側面や底面から電波が放出されている
 ものもあります

電波の性質

器を温めずに、中の食品だけを加熱することができるのは、電波の性質を上手に利用 しているからです。

  • 電波は食品や水に吸収

    電波は直進する性質があります。そして、水分を含んだ物質には吸収されて発熱します。電子レンジの加熱はすべてこの性質を利用したものです。

  • 電波は陶器やガラスを透過

    電波は陶器・ガラスなど水を含まない物質を透過します。

  • 電波は金属にあたると反射

    電波は金属にあたると反射します。そのため、金属製の容器を用いると容器の中の食品は温まりません。

加熱方法の違い

        ターンテーブル式                            フラットテーブル式

ターンテーブル式は、食品を回転させることで加熱ムラを少なくしています。
フラットテーブル式は、アンテナを回転させることで、電波を効率よく拡散させ、
加熱ムラを少なくしています。また、ターンテーブルがなく、庫内がフラットなため、
容量いっぱいにスペースを使うことができます。

フラットテーブル式だとお手入れも楽々!!

フラットテーブル式は庫内がフラットなため、
庫内が汚れた際にもサッと汚れを拭きとりやすく、
楽に庫内を掃除することができます。